organic recording
先日のTime Domainとエノキダケマイク話しの続編です。
現在進行形のウラニーノのレコーディング現場で日々実践し、新たな発見を日々感じています。
趣味の新しい試みのひとつは、僕の愛用しているギターアンプ Fender Deluxe(1958年)に Eclipse のTD(Time Domain)スピーカーを接続し鳴らしてみた。
想像通りの結果。これは申し訳無いけれど言葉で説明不可能な領域なので、興味ありましたらお試しを。スピーカー飛ばしても責任は持ちませんが。
なかなかに「目から鱗・・・」の音が飛び出ます。そしてエレクトリック・ギターの繊細さを改めて知ることが出来ます。自分の演奏の繊細さももちろん要求されます。
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さて、話しを戻し。
エノキダケマイク(Time Domainマイクとも言われている様です)をボーカル・レコーディングに使用してみた。
ここ数年お気に入りの基本セッティングをし(Blue Kiwi + Blue Robbie マイクアンプからUREI1176を経由)そのマイクの外側にエノキダケを2本。(間隔10cm程)
Blueのマイクからはもちろん聞き慣れた音。でエノキは・・・と切り替えると既に勝負あり!
単純に声色の好き嫌いで言えばBlueにも勝算はあるのだけど、歌の意味合いが全く変わる。
いくらレベル変動があろうが、コンプを通って聴きやすくされたBlueよりずっと言葉の意味が伝わる。歌い手のニュアンスの全てがそのまま伝わる印象。こんな経験はしたことが無い。
もちろんボーカルの山岸君はとても歌いやすかったとのこと。ピッチも普段よりずっと楽に取れている様に感じる。
細かいことを書き出せばキリが無い経験なのだけど、そんな録音。
そして、このマイクで録った音に何かエフェクトを付加しようとした時に愕然とした。
デジタルリバーブ、ディレイ等ちょっと足しただけで明らかな違和感を感じる。つまり『人工的なモノ』を加えてしまった感覚。わかりやすく言えばオーガニックな食材に人工的なモノを加味してしまった感覚。元の音素材と付加した人工的な音が明らかに乖離する。
こんな経験も初めてだった。
今までのレコーディング技術を否定するつもりなど無い。けれど新たな道が開かれてしまった以上、もう後戻りする必要など無いなと思う。とてもオーガニックな方法で。
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