relationship
昨日・一昨日と早川義夫さんとの東北ツアー。たった二日間だけれど充分に内容の濃い旅。
初日。家を出て最寄りのJR駅まで車で向かう。電車が通っていなく、バス路線もほぼ無いに等しい地域に住んでいるのでどこへ出かけるにも車は必須。最寄り駅まで15km弱、30分ほどのドライブとなる。
一昨日の朝は珍しく道が混んでいて、間に合わないか?と思いつつも、どうにか間に合う時間に駅に着けた。
東北新幹線への乗り換え大宮駅にはだいぶ余裕で着く。お弁当を買い、カプチーノを買いホームへ着くと丁度列車が入って来たところ。が、乗車車両が14号車とかなり先の方なので乗車位置に着いたのは発車5秒前。先に来ていた早川義夫さんは心配してくれていた様子。のんびり屋な方では無いのだけど、一昨日は妙に余裕を持ってしまった。
連休前のせいか車内は満席。棚の上の荷物もいっぱいで自分の荷物は全て足下へ。車内で譜面書きをする予定でいたのだけれどちょっと大変。
仙台駅に着くと新見さんが迎えに来てくれていた。いつもそうなのだが、駅で待つ新見さんの顔を見つけるとほっとする。
早速会場の仙台メディアテークへ。
とてもモダンなビルで文化の香り(?)がいっぱいの素敵な建物。どことなくパリのポンピドーセンターを思い出す。こんな場所でライブやっていいんですか?と聞きたくなるような雰囲気だった。
スタッフの方達、共演者の方々と挨拶をし全員ステージ上で記念写真。出を待つ。
満席の会場、静かだけどとてもいい雰囲気だった。Alice(劇団なのかな?)蹴爪のライブ後に出番。
ステージ上、何と言うか”凛とした”音だった。仮設営のステージのせいかスペース自体のせいかすごくデッドでクリアな音。でも決して演奏しずらい音では無い。良いライブをできたと思う。
終演後閉館時間が迫って大慌てで撤収。ホテルへ入り一休み後打ち上げ会場へ。
そこで初めて気づいた。このコンサートは手作りだったんだ。
スタッフ・劇団・出演者含めみな違う職を持ち、この企画のために全員が力をあわせ作り上げていた。
それが故に控え室にあった”名札”も”妙に可愛く製本されたタイムスケジュール”も納得。手作り。
それは打ち上げの場でも同じで、スタッフのお店らしいがみんなが楽しく手伝い、オーダーを取り、語り合い。そして早川義夫さんと僕を呼べたことを本当に喜んでくれている。
打ち上げ後二次会はホテルの部屋飲みとなった。こんなことは初めてだ。
小さな部屋に集まったのは、放射線技師を生業とするミュージシャンでもあるPAエンジニア。老人介護を職とするボーカリスト。ユニクロで働くギタリスト。印刷業のドラマーにローディとして働いた医療関係のそのご主人。そんな人達が”音楽”という接点だけで集まり助け合う。
不思議なほど楽しい時間が深夜まで過ぎて行った。
翌朝は新見さんの運転で青森県十和田市へと途中休憩しながら4時間強のドライブ。
真っ直ぐ会場のハミングバードII へ入り、すぐにセッティングとリハーサル。
その後本番まで時間があるので普段なら街を散策するのだが、昨日の十和田は寒すぎて断念。部屋に籠もりtwitterと仕事と「おやすみ音楽」制作などであっというまに時間がすぎる。
珍しく早川義夫さんが寝坊。声出るのかしら、と心配するがそこは天才歌手。
昨夜も満員のお客さんを前にいい演奏ができたと思う。
最近早川義夫さんの歌声がすごくいい。のびがあってつややかで。
終演後ハミングバードII で打ち上げ。十和田名物「馬刺し」と「バラ焼き」(牛のバラ肉とたっぷりのたまねぎをたれにつけ込み鉄板で焼く)「具だくさんの稲荷」などをいただく。馬刺しは初体験。あまり肉が得意では無いので今まで手を出したことが無かったが、美味しかった。バラ焼きも美味。地酒も美味しく、たくさんご馳走になりました。ありがとうございます。
こうしてツアーをし、見知らぬ土地で見知らぬオーディエンスの前で演奏し歌い。初めて会う方達と共に仕事をし語らい。そういう人間関係を経験できるのは素敵だ。音楽を続けてきた醍醐味のひとつなのだろうなと、改めて幸いな人生だったなと思う。
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