le chat noir
決して人懐っこいわけでは無いのだけれど、だんだんと知り合いになった。
その通りの人達は彼女を思い思いの名前で呼ぶ。その風貌から「黒ちゃん」と呼ばれることが多かったけれど、いつのまにかセシルと名付けていた。セシルの住む通りなので、その小径は "rue de cecil"。何故かその通りを歩く散歩中の犬達も道の真ん中に寝転ぶ彼女に一目を置きテリトリーを犯そうとはしない。
夜事務所に戻ると「ミャ〜」と一声、足下に現れる。「こんばんは」「ミャ〜」。
帰りに車に戻ると、ボンネットの上によく寝ていた。「おやすみ」と声をかけるとボンネットからスタっと下り「ミャ〜」と一声植栽の中に消えていく。
お腹を空かしている時には「ミャ〜」の声が大きくなり、足下にすり寄ってくる。そんな時は「ちょっと待っててね」と近くのコンビニへ行き”まぐろ”を買って戻ると、必ず居た場所でちゃんと待っている。
時にはどこかの2階のドアから「**〜ごはんだよ〜!」と声を掛けられたり。そんな風にその通りの人達から食べ物を与えられたり、時にはどこかの家に上がり込んでいたり、飼い猫と遊んでいたり。そんな心優しい人達に囲まれてのんびりと暮らしている。
一時期猫風邪っぽい症状だったりもしたが、先日久しぶりに出会ったら元気そうになっていた。身体もきれいになっていた。すると駐車場の向かいの家の方が薬を与えてくれていたとのこと。
「ここしばらく見かけませんでしたよねぇ」と、そんな会話を交わすきっかけにもなる。
もう2年ちょっとの付き合いになるけれど、そろそろお別れの時期がやって来た。
「いつまでも元気でね、セシル」
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こんばんわ。
ブログ拝見しました。
コメント記載していいのか分かりませんでしたが、セシル・我が家の大事なQOOと前足の黒白Mixの感じがとても似ていてビックリしました。
駐車場の前の住民の方が飼ってくださるのでしょうか?本当に良かったです!!
我が家のQOOも捨て猫の母親から産まれた子…。
動物のアレルギーがあり迷いましたがどうしても見捨てられなく…今年の5月でもう8歳になります。
たくさんの愛情をそそぎ、たくさんの癒しと愛情を返してもらいながら家族揃って毎日元気に過ごしています。
やはり命あるもの責任を持って飼ってもらいたいですね。
失礼致しました。