the east of eden
また訃報が。世話になっていた仕事仲間でもあり友人でもある兄弟のお兄さんが亡くなった。
弟の方とはもう45年くらいの知り合い。中学の2年後輩だった。その彼とひょんなことから仕事仲間となってから既に35年くらいの付き合いだろうか。兄の方と知り合ったのはその当時。
兄はマネージャー、弟はアーティスト。そういう関係だった。
部外者であった僕から見て、頼りがいのある兄、才気に溢れた弟だった。いつまで経っても詳しく知れることは無かったが、少なくとも当初はよい関係だったと思う。あの兄にしてあの弟あり。あの弟が故にあの兄があり・・・。良い仕事仲間であり、うまく支え合っている理想的な兄弟に見えていた。
何十年経っても、いまだにその時何が起こり何があったのかわからない。
表層の事実だけを見れば。。。いつしか兄は弟を裏切った。裏切られた弟は兄を恨んだ。兄弟の確執と亀裂は傍目にも痛々しいほどだった。
しばらく疎遠であった時期を過ごし、ある日その兄弟がまた同じ輪の中で動き出していた。
内心良かったと思いながら同時に過去の不安も蘇った。
結果、また同様の事態が起きている様だった。その時も自分は何もわからない立場に居たが。
今日その”弟に生涯迷惑をかけ続けた”兄の訃報を聞いた。咄嗟に思った。弟の気は晴れたか?それとも弟にはもっと深い悲しみが訪れたのか?
本当に申し訳ないけれど、旧約聖書の『カインとアベル』を思いだしてしまった。
そんな兄弟を見ていて、実はいつも不思議なほどに仲の良い兄弟愛を感じていたのを覚えている。兄が弟を見つめる眼にはいつも慈愛が込められていた。弟が兄を見つめる眼差しにはいつも敬愛が含まれていた様に感じた。
兄は昨夜『エデンの東』に本当に旅立った。
合掌!
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